永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
菅田の折れそうな腕を
掴み、力を入れる。



「離してよっ………」


メイクが落ちかけた顔を
まじまじと見る


菅田-----------?



「っ!」



なんだよ。
何、ドキドキしてんだ俺


だけどなんだかメイクが
落ちかけた菅田の顔が可愛く見えてしまって……


「お前……」


「離してっ……!」



ばしんっ



左頰にじんじん痛みが走る。



菅田に平手打ちをされた。



「敦なんか嫌い……」


消えそうな声で呟くように
言うと菅田はパタパタ走って行った





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