妄想列車は大暴走!!【短編】
だけど、ユウヤの言う通りかもしれない。ラインだったら彼女の顔が見えるわけではないし、落ち着いてやりとりできるかも。


[はじめまして。ユウヤがいろいろとすまんね。とりあえずよろしく]


ちょっとだけ緊張して指先が震えているけど、別に妄想が発動しているわけではない。

なんかこれ、いけるかもしれないぞ。


[ユウヤから話を聞いて、私もちょっと興味持ったんだよね。篠原くんかっこいいのに、なんか勿体無いよね]


この感じ、やっぱユウヤは俺の妄想癖のことをシャラポワに喋ってたんだな。しかも彼女は俺の顔を知っていたのか。

だけど、興味持ったってどういうこと?俺の妄想のこと?


『実は、篠原くんの妄想に興味を持っちゃったの。私の身体をあなたの思い通りにしてください』


ソウイウコトデスカ?

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