警察少女と暴走族
「海斗、手を離して。」
あっさり離してくれた海斗。私は逃げるようにして公園から去った。
「海斗、早くも振られちゃったね。」
「渚、あいつの手、震えてた。」
「それは女の子があんな目にあったんだから普通でしょ。 例外といえば背負い投げと、度胸と、首のことだけどね。」
「あいつ気に入った。絶対また探し出してやる!!」
「海斗のお気に入りとか大変そう。 」
「海斗さんすみません! ! 俺、近くにいたのに何も気づかなかったし、それに、総長との約束が・・・・・・」
「今はもう敬語じゃなくていいから。まぁ、でも、約束破ったからお仕置きな。」