警察少女と暴走族
教室に行くまでにあまり人を見ない。今日なんかあったっけ?と思いながら教室のドアを開ける。
「おっはよー!!」
120%の笑顔で挨拶。いつもならみんな言葉を返してくれるんだけど、誰一人返ってこない。
「えっ?」
「ギャハハ 夏樹のやつ、最高。」
一哉が下品な笑い方をしながら俺のことを馬鹿にする。
「夏樹ー。 今、HR中何だけど?」
担任の真ちゃんに怒られた。そっか、教室出るの遅かったからもうHRの時間だったんだ。すっかり忘れてた。