警察少女と暴走族
海斗は2人を捕まえるって言ってたけど、実際はどっちも夏樹なんだけどな。
***
「ねぇ、柊たちにとっては失礼かもしれないけどさ、1番濃いのって奏だよね?」
「樹、大丈夫だ。お前の言う通り奏さんは族以外じゃあんなんだからな。なんとも言えねぇけど。」
一哉がいう。尊敬してる総長にそこまで言っちゃっていいのかよ?
「そうでもないんじゃない? 奏はああみえて結構わかりやすいよ。」
「は? 何言ってんの柊? てかさ、じゃあお前、さっきの奏さんはどういうことなんだよ?」
「えっ? いかにも奏っぽかっただろ?あいつらしすぎて笑いたくなる位。」
「・・・お前に聞いた俺が馬鹿だった。」
「ねぇ、海斗。絶対俺たちよりもキャラ濃いのは奏と柊だよな?」
「あぁ。俺も今そう思った。さすがにいまのやり取りみてたら渚と同意見にならねぇやつはいねぇよな。」