花泥棒
女「でも、お付き合いはおことわり。」

男「言ってないでしょうが。んなことは。」

女「断固として。」

男「勝手にふる感じにするのやめてもらえます?」

女「毅然として。」

男「いやもう言い過ぎだからっ。言わなくていいでしょうが。あなたねぇ、ちょっと立場分かって、ものしゃべってんの?!警察とか、いつでも訴えること、こっちゃ出来んだからねっ」

女「も~、怖いこと言、わ、な、い、の☆」

男「いや何をやっとるか!」

女「襟を直してる」

男「いや、冷静だな」

女「女はいつでも冷静だよ」

男「そうなの。嘘だろ」
 
女「嘘~」

男「嘘でしょうよ。女心にうとい僕でも分かるわぃ」

女「じゃ、ちょっとこの大根抜くの、手伝ってもらっていい?」

男「大根植わってた?!」

女「これ大根じゃないの」

男「ほ、本当だ、、これ確かに大根だ、、こ、ここには、パンジーを植えてた筈なんだけど。たしか、、」

女「私が植えたんですよ」

男「え、あんたが植えた?!」

女「パンジーの種ほじくり出して、大根の種蒔いたんだ」

男「計画的犯行!!」

女「見直した?」






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