花泥棒
男「いや空恐ろしくなったわ!」

女「召しませホラー☆」

男「やかましぃんですよ。じゃ、随分前からうち出入りしてたってことか。」

女「出入りつか土に植わってたからね。そしてボココッて出てくる。」

男「怖!おい何の話をしてるんだよ今。」

女「サイバイマン。」

男「あなたは、女の子でしょう?」

女「ボココッて。え?」

男「いや、現実との境目がもう、、なんか、、もう、、いぃかな。」

女「よかなぃわ」

男「あんたが誘ってんだからねっモグラか。」

女「モグラはお友達。」

男「そら恐ろしいわマジで。」

女「召しませホラー」

男「さっき聞きましたよそれは」

女「言ったっけか」

男「いいましたよ。大丈夫ですか。」

女「たぶん。それより。」

男「え?」

女「いぃから。随分育ちがよくってよ、あたしみたいにね、全然抜けやしない。手伝っておくれよ。なんか、童話であったよね、こういうの。」

男「え、大きなかぶのことかな、、」

女「それよりはシンデレラ寄りじゃないか?」

男「完全に大きなかぶだろう!寄りってか、完全そのものだろう!」

女「おしりさわんないでよ。腰を持って、よろしくどうぞ」

男「え、い、いぃんですか」

女「おいどうした」

男「いや、その、、」

女「おい、ちょっと気持ち悪いぞ!」

男「うるさいっ、立場分かってるんかね。手伝ってやろうって言ってんだ。触りたくもない腰も、掴んでやろうって言ってんだ。」

女「力を一つにして。よろしくどうぞ。」

男「はい。」

うんしょ、うんしょ、



おわり
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