東の空の金星
後輩の店員さんに冷やかされながら
ヤマトと私は手を繋いで店の外に出る。
「桜のトンネル見に行く?」
「行く!」と私が言うと、
「海沿いの駐車場にバイクを止めてる。
君のヘルメットも用意したんだ。
…あのさあ、本当の名前教えてくれないかな。」
「柏木 桜子(かしわぎ さくらこ)。桜子は本名です。」と私が笑うと
「…なあんだ。そっか。」とひとりで何度もうなづいて、クスクス笑い、
「俺は藤原 大和(ふじわら やまと)です。」と私の手をギュッと握る。
やっぱり、ベッドの上では嘘はついていないのかも…
とちょっと安心してから
ヤマトに手を引かれて海沿いを歩いた。
ヤマトと私は手を繋いで店の外に出る。
「桜のトンネル見に行く?」
「行く!」と私が言うと、
「海沿いの駐車場にバイクを止めてる。
君のヘルメットも用意したんだ。
…あのさあ、本当の名前教えてくれないかな。」
「柏木 桜子(かしわぎ さくらこ)。桜子は本名です。」と私が笑うと
「…なあんだ。そっか。」とひとりで何度もうなづいて、クスクス笑い、
「俺は藤原 大和(ふじわら やまと)です。」と私の手をギュッと握る。
やっぱり、ベッドの上では嘘はついていないのかも…
とちょっと安心してから
ヤマトに手を引かれて海沿いを歩いた。