東の空の金星
マスター夫妻がやって来て、
「いい匂い。」とパンの匂いを吸い込んでいる。
今日からしばらく早めに出勤して来てくれて、
ランチに出すパンについて、話し合う事になっている。
私はプレッツェルクロワッサン以外を
食べやすいように切り分けてテーブルに並べる。
「シマちゃん!どれもすごく綺麗で美味しい。。」と驚く遥香さん。
「クオリティー高いねえ。驚いたよ。すごく人気が出そうだな。」
「ありがとうございます。」と笑うと、
「…蕎麦が売れなくなったらパン屋にするか?」
とマスターは遥香さんの顔をみたりしている。
「後は販売するつもりはなかったんですが…ドイツで覚えたパンです。」
とプレッツェルクロワッサンを半分に切ってお皿に載せる。ふたりは味をみて
「きゃーこれパリッとフンワリ。バターの香りもすごく美味しいー。」と遥香さんが声を出す。
「香りが独特で香ばしいね。美味いよ。癖になりそうだシマちゃん。」
「プレッツェルクロワッサンです。
この店で出すのはチョット材料費が高すぎるって思ったんですが、
オーナーがとても気に入って、また、食べたいって言うので、
オーナーの奢りで、週に一度は個数限定で出すことができそうです。」と微笑むと、
「大和さんに会ったんだ。先輩、なんか喋った?」
「たぶん、酔っていたのかもしれませんが
普通に話しましたけど…?」と言うと、
「あの人見かけが怖いから…」
そう?
「デカくて不機嫌に黙られると、だいたいの女の子には怖がられるから…」
「…ドイツの師匠が寡黙な大男だったので、
慣れているってことかもしれません。」と考えながら言うと、
「まあ、普通に話せば笑ったりもするんだけどね。
まあ、仲良くしてよ。」
とマスターは少し笑った。
「いい匂い。」とパンの匂いを吸い込んでいる。
今日からしばらく早めに出勤して来てくれて、
ランチに出すパンについて、話し合う事になっている。
私はプレッツェルクロワッサン以外を
食べやすいように切り分けてテーブルに並べる。
「シマちゃん!どれもすごく綺麗で美味しい。。」と驚く遥香さん。
「クオリティー高いねえ。驚いたよ。すごく人気が出そうだな。」
「ありがとうございます。」と笑うと、
「…蕎麦が売れなくなったらパン屋にするか?」
とマスターは遥香さんの顔をみたりしている。
「後は販売するつもりはなかったんですが…ドイツで覚えたパンです。」
とプレッツェルクロワッサンを半分に切ってお皿に載せる。ふたりは味をみて
「きゃーこれパリッとフンワリ。バターの香りもすごく美味しいー。」と遥香さんが声を出す。
「香りが独特で香ばしいね。美味いよ。癖になりそうだシマちゃん。」
「プレッツェルクロワッサンです。
この店で出すのはチョット材料費が高すぎるって思ったんですが、
オーナーがとても気に入って、また、食べたいって言うので、
オーナーの奢りで、週に一度は個数限定で出すことができそうです。」と微笑むと、
「大和さんに会ったんだ。先輩、なんか喋った?」
「たぶん、酔っていたのかもしれませんが
普通に話しましたけど…?」と言うと、
「あの人見かけが怖いから…」
そう?
「デカくて不機嫌に黙られると、だいたいの女の子には怖がられるから…」
「…ドイツの師匠が寡黙な大男だったので、
慣れているってことかもしれません。」と考えながら言うと、
「まあ、普通に話せば笑ったりもするんだけどね。
まあ、仲良くしてよ。」
とマスターは少し笑った。