東の空の金星
前の陣痛があってから3日たっても、まだ、遥香さんの赤ちゃんは出てくる様子はない。
待っていると、時間が長く感じると、何度もため息を吐いて大和さんと言い合った。
今日は土曜日。
「おーい、シマリス。
芳江さんが今日は枝豆ご飯だってー。」とドアの前で呑気な声が聞こえ、
「すぐにいきます!」
とべっどの上で大声を出した。
今日はパジャマでドアを開けなかった。と寝ぼけた頭で思う。
でも、もう、午前11時を過ぎている。
急いで着替えて行かないと、
また、芳江さんに怒られる
と慌ててパジャマを脱ぐ。
今日のランチは冷汁と枝豆のご飯。アジのマリネと牛肉とごぼうの甘辛煮。
美味しい。
「やっぱり、リスだな。」
とご飯を頬張る私を見て、大和さんがビールを飲みながらコメントする。
余計なお世話だ。と、プイと横を向いておく。
「今日の予定は?」
と芳江さんに聞かれ、
また、ふたりで首を横に振ると、
暑い外に放り出された。
「暑いー。」
「芳江さんの鬼ー」
と一応文句を言ってみるけど、
家のドアは開かない。
私は諦め、
「芳江さんの意地悪」
と悪態をついてから
坂道を歩き出すと、
大和さんもクスクスわらいながら
後ろをついてくる。
待っていると、時間が長く感じると、何度もため息を吐いて大和さんと言い合った。
今日は土曜日。
「おーい、シマリス。
芳江さんが今日は枝豆ご飯だってー。」とドアの前で呑気な声が聞こえ、
「すぐにいきます!」
とべっどの上で大声を出した。
今日はパジャマでドアを開けなかった。と寝ぼけた頭で思う。
でも、もう、午前11時を過ぎている。
急いで着替えて行かないと、
また、芳江さんに怒られる
と慌ててパジャマを脱ぐ。
今日のランチは冷汁と枝豆のご飯。アジのマリネと牛肉とごぼうの甘辛煮。
美味しい。
「やっぱり、リスだな。」
とご飯を頬張る私を見て、大和さんがビールを飲みながらコメントする。
余計なお世話だ。と、プイと横を向いておく。
「今日の予定は?」
と芳江さんに聞かれ、
また、ふたりで首を横に振ると、
暑い外に放り出された。
「暑いー。」
「芳江さんの鬼ー」
と一応文句を言ってみるけど、
家のドアは開かない。
私は諦め、
「芳江さんの意地悪」
と悪態をついてから
坂道を歩き出すと、
大和さんもクスクスわらいながら
後ろをついてくる。