東の空の金星
もう、11月も終わる。
海風が冷たい。
海には白波がっている。
誰もいない砂浜。
私はいつものように朝暗いうちに起きてパンを作り、大和さんと朝食をとり、
穏やかな幸せな日を送っている。
ずっと、このままそばにいたい。
と時々東の空の金星に願う。
あさ、10時半を過ぎてマスターがやって来て、
今日のパンに合わせる。クリームシチューを作る。
きのこやかぼちゃが入ったもの。
私はおやつのメニューにスイートポテトを書き加え、温めてだす事にした。
今日も当直明けの三島先生がやって来て
カウンターに座って、デートに行こう私を誘う。
懲りない人だ。
私が毎回笑って断っているのを聞いて、マスターが笑いながら、
「シマちゃん、好きな人がいないなら、そろそろデートぐらい行ってあげたら?」
と私の顔を見る。
「嫌ですよ。一回行ったら、面倒くさそうだもん。」
「大丈夫だよ。最初のデートに日はちゃんと帰してあげるって。」
「2回目は帰さないんだ。」とマスター三島先生に聞くと、
「そりゃあ、帰すわけ無いでしょう」とクスクス笑うので、
「絶対デートには行かない。」
と私が言って、顔をしかめると、
他のお客様もクスクス笑うっていうのが最近の定番だ。
最近の私と三島先生のやりとりを楽しむお客様が急増中で、
「シマちゃん。一回ぐらいデートしてあげたら?」
などと常連さんが
毎度デートを断られる三島先生の味方になったりしているので、
油断は禁物だ。
案外三島先生はそれを狙ってるようで、
「皆さん、シマちゃんにもっと言ってやってください。」
とか言って、ニコニコして、楽しそうにコーヒーを飲んでいる。
本当に困った男なのだ。
海風が冷たい。
海には白波がっている。
誰もいない砂浜。
私はいつものように朝暗いうちに起きてパンを作り、大和さんと朝食をとり、
穏やかな幸せな日を送っている。
ずっと、このままそばにいたい。
と時々東の空の金星に願う。
あさ、10時半を過ぎてマスターがやって来て、
今日のパンに合わせる。クリームシチューを作る。
きのこやかぼちゃが入ったもの。
私はおやつのメニューにスイートポテトを書き加え、温めてだす事にした。
今日も当直明けの三島先生がやって来て
カウンターに座って、デートに行こう私を誘う。
懲りない人だ。
私が毎回笑って断っているのを聞いて、マスターが笑いながら、
「シマちゃん、好きな人がいないなら、そろそろデートぐらい行ってあげたら?」
と私の顔を見る。
「嫌ですよ。一回行ったら、面倒くさそうだもん。」
「大丈夫だよ。最初のデートに日はちゃんと帰してあげるって。」
「2回目は帰さないんだ。」とマスター三島先生に聞くと、
「そりゃあ、帰すわけ無いでしょう」とクスクス笑うので、
「絶対デートには行かない。」
と私が言って、顔をしかめると、
他のお客様もクスクス笑うっていうのが最近の定番だ。
最近の私と三島先生のやりとりを楽しむお客様が急増中で、
「シマちゃん。一回ぐらいデートしてあげたら?」
などと常連さんが
毎度デートを断られる三島先生の味方になったりしているので、
油断は禁物だ。
案外三島先生はそれを狙ってるようで、
「皆さん、シマちゃんにもっと言ってやってください。」
とか言って、ニコニコして、楽しそうにコーヒーを飲んでいる。
本当に困った男なのだ。