恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
「予防薬飲んでたのは、春と…秋も飲んでた?
うーん今日は気圧が急に変わったからね。
ナナコ、喉見せて、」私が口を開けると、ペンライトをかざし、
「喉赤くなってる。
風邪もひいてて、さらに、良くない引き金になった。と、」
と、リュウ、院内の電話をかけ、誰かと相談している。
「吸入器貸し出すから、毎日4回吸入ね。
あと、予防薬に足して、発作止めの薬はしばらく飲むこと。
喉赤いから、抗生物質も出しておく。」とテキパキ処方する。
そこに桜子先生が入ってくる。
「ナナコちゃん、大丈夫?」と貸し出し用の吸入器を手にしている。
私が笑うとホッとした表情になる。リュウは、
「それで、桜子がおまえ主治医。あと、救急外来は一応俺と、菅原ね。」
もう一度、胸の音を聴診し、指につけたままの機械に目を向ける。
「少しは楽になった?SpO2(動脈血酸素飽和度)まだ低いけど、…」と聞いてくる。
「これくらいなら慣れてるから、大丈夫。」というと、
「大丈夫じゃなかっただろう、馬鹿」と怒られた。
はい、ごめんなさい。
「じゃ、俺、薬貰ってくるから、廊下で待ってろ」というので、
「もう、大丈夫だから、リュウは出かけてください」
ちょっと、声を大きく出したら、また、咳き込んだ。
うーん今日は気圧が急に変わったからね。
ナナコ、喉見せて、」私が口を開けると、ペンライトをかざし、
「喉赤くなってる。
風邪もひいてて、さらに、良くない引き金になった。と、」
と、リュウ、院内の電話をかけ、誰かと相談している。
「吸入器貸し出すから、毎日4回吸入ね。
あと、予防薬に足して、発作止めの薬はしばらく飲むこと。
喉赤いから、抗生物質も出しておく。」とテキパキ処方する。
そこに桜子先生が入ってくる。
「ナナコちゃん、大丈夫?」と貸し出し用の吸入器を手にしている。
私が笑うとホッとした表情になる。リュウは、
「それで、桜子がおまえ主治医。あと、救急外来は一応俺と、菅原ね。」
もう一度、胸の音を聴診し、指につけたままの機械に目を向ける。
「少しは楽になった?SpO2(動脈血酸素飽和度)まだ低いけど、…」と聞いてくる。
「これくらいなら慣れてるから、大丈夫。」というと、
「大丈夫じゃなかっただろう、馬鹿」と怒られた。
はい、ごめんなさい。
「じゃ、俺、薬貰ってくるから、廊下で待ってろ」というので、
「もう、大丈夫だから、リュウは出かけてください」
ちょっと、声を大きく出したら、また、咳き込んだ。