恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
「馬鹿ですね。
桜子さんの事は失う訳にはいかない人だって言ってましたよ。」と私は笑う。
馬鹿と言ったら、山岸さんはきっと怒るだろう。
私は楽しくなった。
桜子さんは、少し泣いてから、顔を上げて、
「本当はね、もう、壮一郎に結婚してほしいって、言わなきゃいけなかったの。
私ね、子どもは男の子と女の子。どっちも欲しいから。
壮一郎に、いなくなられると困るのよ。」と微笑んだ。
着付けが終わってお互いの姿を褒めあい、
髪をアップにしてバレッタでとめる。
リュウを荷物が重いから取りに来て、と桜子さんは呼び出した。
私の浴衣は藍色に桔梗が白で、描かれていて、
桜子さんの物は白地に朝顔が描かれている。
帯と下駄はお揃いで黒地に金色のラメが上品にちらしてある。
同じ帯を2本も持っているとは思えないし、
「桜子さん、これってお下がりじゃ無いですよね」と聞くと
「浴衣はお下がりですけど、帯と下駄と、巾着バックはお揃いにしたの。
いつも美味しいご飯いただいてルるし、
今回は相談にものってもらった。その、お礼としてもらって下さい。」
と妹が出来たみたいで嬉しい。と桜子さんはにっこりした。
桜子さんの事は失う訳にはいかない人だって言ってましたよ。」と私は笑う。
馬鹿と言ったら、山岸さんはきっと怒るだろう。
私は楽しくなった。
桜子さんは、少し泣いてから、顔を上げて、
「本当はね、もう、壮一郎に結婚してほしいって、言わなきゃいけなかったの。
私ね、子どもは男の子と女の子。どっちも欲しいから。
壮一郎に、いなくなられると困るのよ。」と微笑んだ。
着付けが終わってお互いの姿を褒めあい、
髪をアップにしてバレッタでとめる。
リュウを荷物が重いから取りに来て、と桜子さんは呼び出した。
私の浴衣は藍色に桔梗が白で、描かれていて、
桜子さんの物は白地に朝顔が描かれている。
帯と下駄はお揃いで黒地に金色のラメが上品にちらしてある。
同じ帯を2本も持っているとは思えないし、
「桜子さん、これってお下がりじゃ無いですよね」と聞くと
「浴衣はお下がりですけど、帯と下駄と、巾着バックはお揃いにしたの。
いつも美味しいご飯いただいてルるし、
今回は相談にものってもらった。その、お礼としてもらって下さい。」
と妹が出来たみたいで嬉しい。と桜子さんはにっこりした。