恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
土曜日。

美波に飲み会に強制参加をさせられる日になった。

今日はなぜかイタリアンレストラン。
おめかしヨロシクとメールがはいっていたので、
ベージュのふんわりとしたブラウスと黒ののぴったりしたスカートを履き、
ヒールの高い黒のオープントゥのパンプスを合わせた。

レストランで美味しいものを食べるんだろうか?
珍しい。
美波はお酒が大好きなのに…
今日はワインの店なんだろうか?
少し疑問に思うけど、
美味しいものは歓迎だ。


レストランに着くと美波が呼んでいる。
知っている顔は女の子達で男の人に知っている顔はない。
これって、

合コン?

美波が幹事になって、時々開催されているヤツだったか。
と来たことを後悔する。

テーブルの近くに立つと、
こちらにどうぞと、30代位の男性に声をかけられて、席に着く。

美波を軽く睨むが知らん顔だ。


やれやれ。
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