恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
「でさ、ナナコ。気になってるなら、なんで聞かなかったわけ?」と口の端をへの字にする。
「…どうしても、聞けなかったの」と、小さな声で続けて、
「…えっと、リュウに恋人がいるかもっておもったら、聞けなかった。
10年ぶりに会って、一緒に住んで…
リュウがどんどん近くに感じられて、
今まで、凄く楽しくて、…
恋人がいるって分かったら…
今までみたいに一緒にいられないって思ったら、だって…」
としどろもどろにいってなっていると、リュウが口を挟む、
「ちゃんと俺に聞け!聞く時間はいくらでもあっただろ!」
怒ってるよね、でもさ、
「だって、リュウに聞いたら…
恋人が他にいるって返事されたら…」涙が勝手に溢れてきた
「私はどうしたらいいのかわからないって…そう…思って…」
私をみつめたまま、動かなくなったリュウに、不安になる。
「…リュウ、あのね。
私はリュウが…」と勇気を出して好きって言おうとすると、
「…ダアアアア〜!」っとリュウが頭を抱えて突然変な声をだし、
「帰るぞ、ナナコ」ときっぱり顔を上げる。
「ど、どこに?」
「2人の部屋にだろ」とリュウはニッコリ笑って車を降りた。
「…どうしても、聞けなかったの」と、小さな声で続けて、
「…えっと、リュウに恋人がいるかもっておもったら、聞けなかった。
10年ぶりに会って、一緒に住んで…
リュウがどんどん近くに感じられて、
今まで、凄く楽しくて、…
恋人がいるって分かったら…
今までみたいに一緒にいられないって思ったら、だって…」
としどろもどろにいってなっていると、リュウが口を挟む、
「ちゃんと俺に聞け!聞く時間はいくらでもあっただろ!」
怒ってるよね、でもさ、
「だって、リュウに聞いたら…
恋人が他にいるって返事されたら…」涙が勝手に溢れてきた
「私はどうしたらいいのかわからないって…そう…思って…」
私をみつめたまま、動かなくなったリュウに、不安になる。
「…リュウ、あのね。
私はリュウが…」と勇気を出して好きって言おうとすると、
「…ダアアアア〜!」っとリュウが頭を抱えて突然変な声をだし、
「帰るぞ、ナナコ」ときっぱり顔を上げる。
「ど、どこに?」
「2人の部屋にだろ」とリュウはニッコリ笑って車を降りた。