恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
リュウは、私の手をつかんで、先に階段をあがる。
どんな顔をしているのかわからない。
私は、リュウに恋人がいないと分かって、ホッとして、思考が停止したままだ。
玄関に入って鍵閉めたと思ったら
リュウが私を壁に押し付け、
「ずっと、こうしたかった。」私の唇に唇を押しあてる。
ゆっくりと、舌で唇をたどり、
「ナナコ、好きだよ」と掠れた声で、私の瞳を覗き込む。
リュウの瞳に私の瞳が映る。
私は目を閉じ、小さな声で、
「…私も、好き」とつぶやいた。
リュウは私の言葉を聞いて、深く唇をかさねてくる。
角度をかえながら、私の口の中を舌で探る。
私の舌を捕らえると、絡め合わせる。
どんどん激しくなる口づけに、私の体から力が抜けて
自分の身体を支えていられなくなっていく。
「しょーがねーな。」とリュウは唇をはなし、靴を脱ぎ、ヒョイと私を抱え上げる。
俗にいうお姫様抱っこだ。
「軽い。もっとちゃんと食え。」と、笑って、そのまま、ソファーベッドに連れて行く。
「リュウ、わたし、靴履いたまま…」と言ったけど
「いいんだよ、どうせ、俺が全部脱がせるんだから…」
と私の顔を楽しそうに見つめるので、
私が身を固くすると、
「まさか、キスは出来るけど、
それ以上はダメとか、言わないよなあ?」
と、靴を脱がせ床に落として、
眉を寄せて私のブラウスのボタンを外しながら確認してくる。
どんな顔をしているのかわからない。
私は、リュウに恋人がいないと分かって、ホッとして、思考が停止したままだ。
玄関に入って鍵閉めたと思ったら
リュウが私を壁に押し付け、
「ずっと、こうしたかった。」私の唇に唇を押しあてる。
ゆっくりと、舌で唇をたどり、
「ナナコ、好きだよ」と掠れた声で、私の瞳を覗き込む。
リュウの瞳に私の瞳が映る。
私は目を閉じ、小さな声で、
「…私も、好き」とつぶやいた。
リュウは私の言葉を聞いて、深く唇をかさねてくる。
角度をかえながら、私の口の中を舌で探る。
私の舌を捕らえると、絡め合わせる。
どんどん激しくなる口づけに、私の体から力が抜けて
自分の身体を支えていられなくなっていく。
「しょーがねーな。」とリュウは唇をはなし、靴を脱ぎ、ヒョイと私を抱え上げる。
俗にいうお姫様抱っこだ。
「軽い。もっとちゃんと食え。」と、笑って、そのまま、ソファーベッドに連れて行く。
「リュウ、わたし、靴履いたまま…」と言ったけど
「いいんだよ、どうせ、俺が全部脱がせるんだから…」
と私の顔を楽しそうに見つめるので、
私が身を固くすると、
「まさか、キスは出来るけど、
それ以上はダメとか、言わないよなあ?」
と、靴を脱がせ床に落として、
眉を寄せて私のブラウスのボタンを外しながら確認してくる。