恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
リビングに移って、母の手料理で、酒盛りになった。
奈々さんの料理上手はお母さんに似たんですね。とお世辞も忘れないリュウはいつの間にか、父母と仲良くなったいる。
結婚式場のパンフレットの効果は絶大で、
すっかり結婚式の準備に話が移ってしまって、籍を入れた事についての、おとがめは無しだ。
リュウの
「奈々さんの名前の由来は北斗七星ですか?」と聞いて天体観測が趣味の父は喜んで星の話をする。
私だけの名前では分かりにくいが、
恒星、昴、ときたら、ナナは北斗七星かも、と思う人もいる。
「北斗じゃ、男みたいだし七星は可愛くないって反対されて、ナナって事にした。7つの光で輝くようにって、願いを込めてね。」といつものお得意の話だ。
はじめは仕事の話をしていたが、
みんなお酒が回ってきて、くだけた話になってきている。リュウが
「僕にとっては7つの光じゃなくて、もっと沢山光って見えます。」と、父を喜ばせる。
どこが?と昴に聞かれて、
「1番気に入っているのは、泣いたり、怒ったり、しても、すぐにメシを美味そうにパクパク食べるところかな。
健やかで、安心できます。
僕は彼女の食べているのを見るのが好きです。大きな茶色い瞳が、クルクル動くのも好きだし、大きく笑ったときに出来るエクボは、絶賛ですねー、少し厚い唇は…」と言ったところで、恒星に、腹筋を殴られて、声が出なくなる。
恒星は空手の有段者だ。
「恒星っ!!」と母が叱る。
「それより下がって褒めたら、沈めるぞ。」と恒星はリュウに低い声をかける。
まだ、声の出ないリュウはこくこく頷く
昴が「あーあ」と笑って、
「ナナコの全部が好きって事にしておくよ。」と言った。
奈々さんの料理上手はお母さんに似たんですね。とお世辞も忘れないリュウはいつの間にか、父母と仲良くなったいる。
結婚式場のパンフレットの効果は絶大で、
すっかり結婚式の準備に話が移ってしまって、籍を入れた事についての、おとがめは無しだ。
リュウの
「奈々さんの名前の由来は北斗七星ですか?」と聞いて天体観測が趣味の父は喜んで星の話をする。
私だけの名前では分かりにくいが、
恒星、昴、ときたら、ナナは北斗七星かも、と思う人もいる。
「北斗じゃ、男みたいだし七星は可愛くないって反対されて、ナナって事にした。7つの光で輝くようにって、願いを込めてね。」といつものお得意の話だ。
はじめは仕事の話をしていたが、
みんなお酒が回ってきて、くだけた話になってきている。リュウが
「僕にとっては7つの光じゃなくて、もっと沢山光って見えます。」と、父を喜ばせる。
どこが?と昴に聞かれて、
「1番気に入っているのは、泣いたり、怒ったり、しても、すぐにメシを美味そうにパクパク食べるところかな。
健やかで、安心できます。
僕は彼女の食べているのを見るのが好きです。大きな茶色い瞳が、クルクル動くのも好きだし、大きく笑ったときに出来るエクボは、絶賛ですねー、少し厚い唇は…」と言ったところで、恒星に、腹筋を殴られて、声が出なくなる。
恒星は空手の有段者だ。
「恒星っ!!」と母が叱る。
「それより下がって褒めたら、沈めるぞ。」と恒星はリュウに低い声をかける。
まだ、声の出ないリュウはこくこく頷く
昴が「あーあ」と笑って、
「ナナコの全部が好きって事にしておくよ。」と言った。