恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
「竜也は昔は物静かな子供でね。
とても優秀だったけれど、私は、心配だった。
でも、10年位前に地方の病院に研修に行ってから、変わったの。
きっと、やりたい事を、見つけたんだと思ったわ。
父親ともよく衝突したけれど、
頼もしくなってきたと、あの人も、目を細めたわ。
自分に反抗する息子を持って、幸せだったと思う。
結構遅い反抗期だったわね。
だからね、竜也は、自由にしてて、いいの。
もちろん、弟の慎也(しんや)もね。
慎也は無理にここに残ってもらったわけじゃないの。
お父様の後ろ盾がなくなった時、
きっと大変になるのは解っていたから、
好きにして良いのよ。って言ったら、
ここから面白くなるんじゃないかって言ってね。
大学病院に残るって決めたのよ」とお母様はニコニコとして、
「きっと、あなたも、竜也を変えた原因のひとつね。
ありがとう。
竜也はたくましい大人になったわ。
これからもよろしくお願いします」と私に頭を下げた。
「よろしくお願いします。」
と私は慌ててガタンと立ち上がって頭を下げていうのが精一杯で、
「ナナコ慌て過ぎ。」
と隣でプッとリュウが笑っていたけど、
お母様がニッコリ、笑ってくれたので、ものすごく安心した。
そして、和やかにお茶を飲んだ。
とても優秀だったけれど、私は、心配だった。
でも、10年位前に地方の病院に研修に行ってから、変わったの。
きっと、やりたい事を、見つけたんだと思ったわ。
父親ともよく衝突したけれど、
頼もしくなってきたと、あの人も、目を細めたわ。
自分に反抗する息子を持って、幸せだったと思う。
結構遅い反抗期だったわね。
だからね、竜也は、自由にしてて、いいの。
もちろん、弟の慎也(しんや)もね。
慎也は無理にここに残ってもらったわけじゃないの。
お父様の後ろ盾がなくなった時、
きっと大変になるのは解っていたから、
好きにして良いのよ。って言ったら、
ここから面白くなるんじゃないかって言ってね。
大学病院に残るって決めたのよ」とお母様はニコニコとして、
「きっと、あなたも、竜也を変えた原因のひとつね。
ありがとう。
竜也はたくましい大人になったわ。
これからもよろしくお願いします」と私に頭を下げた。
「よろしくお願いします。」
と私は慌ててガタンと立ち上がって頭を下げていうのが精一杯で、
「ナナコ慌て過ぎ。」
と隣でプッとリュウが笑っていたけど、
お母様がニッコリ、笑ってくれたので、ものすごく安心した。
そして、和やかにお茶を飲んだ。