恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
江口さんが、時間です。と部屋に入って来る。
いっしょに入ってきたモーニング姿の父が綺麗になった。と言ってくれる。
「尾崎君に渡すのが惜しいな。」と私と腕を組む。
私はちょっと微笑んで、
「私は、幸せです。今まで、見守ってくれて、ありがとう。」と涙を落とした。
式場の扉の前でベールの裾を持つこどもたちと合流し、
江口さんの合図で扉が開かれる。
目の前に海の青さが飛び込んでくる。
大きな温かい拍手と結婚行進曲に包まれ、一歩ずつ進む。
私は、リュウと再会した、4月からの事を、思い出す。
いつだってリュウは私の側に居てくれて、いろいろな形で愛情を示してくれたと思う。
祭壇の前で、リュウが微笑む。
父の手から私の手が、リュウに渡される。
リュウが、「必ず、大切にします」と父に誓う。
父がリュウに「よろしくお願いします。」頭を下げ、席に戻る。
祭壇の前に2人で立った時、
ベールの下で私が泣いている事に気付いていたのか、そっと顔を寄せ、
「泣き虫ナナコ。愛してるよ。永遠に。」と囁き、声が出ない私は何度も頷いた。
式が始まる前に、愛を誓い合うなんて、
相変わらず、リュウのやる事は、私の想像を超えている。と可笑しくなって笑顔になった。
そうして、私たちの結婚式が始まったのだ。
いっしょに入ってきたモーニング姿の父が綺麗になった。と言ってくれる。
「尾崎君に渡すのが惜しいな。」と私と腕を組む。
私はちょっと微笑んで、
「私は、幸せです。今まで、見守ってくれて、ありがとう。」と涙を落とした。
式場の扉の前でベールの裾を持つこどもたちと合流し、
江口さんの合図で扉が開かれる。
目の前に海の青さが飛び込んでくる。
大きな温かい拍手と結婚行進曲に包まれ、一歩ずつ進む。
私は、リュウと再会した、4月からの事を、思い出す。
いつだってリュウは私の側に居てくれて、いろいろな形で愛情を示してくれたと思う。
祭壇の前で、リュウが微笑む。
父の手から私の手が、リュウに渡される。
リュウが、「必ず、大切にします」と父に誓う。
父がリュウに「よろしくお願いします。」頭を下げ、席に戻る。
祭壇の前に2人で立った時、
ベールの下で私が泣いている事に気付いていたのか、そっと顔を寄せ、
「泣き虫ナナコ。愛してるよ。永遠に。」と囁き、声が出ない私は何度も頷いた。
式が始まる前に、愛を誓い合うなんて、
相変わらず、リュウのやる事は、私の想像を超えている。と可笑しくなって笑顔になった。
そうして、私たちの結婚式が始まったのだ。