恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
言い忘れてたけど、とナナコが言う。
「10月から仕事ですれ違ってなかなか2人でゆっくり過ごすことができなくなったから、
思い切って、外来の勤務を希望したの。
外来なら日勤だけだし、土日もお休みになるでしょう。
そうしたら、リュウが日勤の時は夕飯は一緒に食べられる。
一緒に眠れる回数も増えるし。」と言う。
「そうしたら、先週、看護部長に呼ばれて、
来年春から、病院の裏庭の一角に病児保育室を開設する事になって、
そこのナースの責任者はどうかって打診されたの。
勿論、日勤だけでかまわないって条件で。
夜間の運営はまだこれから話し合うって段階なんだけどね。
明後日、リュウと話しあってお返事する事になってるの。」と話す。
まあ、その話は桜子から聞いている。
桜子が子供を産んだ後、安心して働けるようにって、
信頼できるナナコの頼みたいって言っていた。
まあ、桜子のヤツ、公私混同のような気がするが、
俺は、ナナコの周りに面倒な男どもが減るなら、賛成だ。
そこにくる奴らは妻子持ちだけだしね。
俺はナナコが俺と一緒にいたいって思って
勤務変更を希望したっていう事がやたらと嬉しいので、
「勿論、賛成だよ。俺もナナコと一緒ににいる時間が増えて嬉しい」とだけ言っておく。
「ナナコと毎日一緒に寝たい。」と耳元で囁くと、ナナコは赤くなって俯き
「ちゃんと、仕事してください」と小さな声で言った。
相変わらず、初心(うぶ)な反応で昔からちっとも変わっていないと思う。
「10月から仕事ですれ違ってなかなか2人でゆっくり過ごすことができなくなったから、
思い切って、外来の勤務を希望したの。
外来なら日勤だけだし、土日もお休みになるでしょう。
そうしたら、リュウが日勤の時は夕飯は一緒に食べられる。
一緒に眠れる回数も増えるし。」と言う。
「そうしたら、先週、看護部長に呼ばれて、
来年春から、病院の裏庭の一角に病児保育室を開設する事になって、
そこのナースの責任者はどうかって打診されたの。
勿論、日勤だけでかまわないって条件で。
夜間の運営はまだこれから話し合うって段階なんだけどね。
明後日、リュウと話しあってお返事する事になってるの。」と話す。
まあ、その話は桜子から聞いている。
桜子が子供を産んだ後、安心して働けるようにって、
信頼できるナナコの頼みたいって言っていた。
まあ、桜子のヤツ、公私混同のような気がするが、
俺は、ナナコの周りに面倒な男どもが減るなら、賛成だ。
そこにくる奴らは妻子持ちだけだしね。
俺はナナコが俺と一緒にいたいって思って
勤務変更を希望したっていう事がやたらと嬉しいので、
「勿論、賛成だよ。俺もナナコと一緒ににいる時間が増えて嬉しい」とだけ言っておく。
「ナナコと毎日一緒に寝たい。」と耳元で囁くと、ナナコは赤くなって俯き
「ちゃんと、仕事してください」と小さな声で言った。
相変わらず、初心(うぶ)な反応で昔からちっとも変わっていないと思う。