恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
だが、一方で、子供のように頑固な面もあった。
酔っ払って、タクシー代わりに救急車を呼びつけた30代の男性に、
救急外来で思い切り説教をしたのだ。
その患者は、その場はすごすご引き下がった様子だったが、
後からクレームを病院側にいれてきたらしい。
リュウは、「絶対に謝らない」と言い張って、
事務長と、山岸さんで菓子折りを 持って先方を訪ねる事にになったんだけど…
きっと、上手く収めてくるだろうと安心してにもかかわらず、
先方のあまりの高圧的な態度に、クールな山岸さんも、プッツリと理性が切れたらしく、
怒鳴って帰ってきてしまったらしい。
やれやれ。
山岸さんも、落ち着いた見かけより
随分と仕事に情熱を持っているみたいだ。
そして、とうとう院長の出番となった。
リュウと、山岸さんは院長に呼び出され、
事情を聞かれることとなった。
烈火のごとく怒るリュウと、
冷静な説明をとうとうと続ける山岸さんの間で
院長は、終いには笑い出し、
「君達2人にかかったら、どんな事でも意見が通りそうだなぁ」と、
「うちは、個人病院だから患者を選んでもいいかもしれない」
とその患者はしばらく、出入り禁止となった。
と言うことを後から桜子さんが面白そうに教えてくれた。
患者さんを拒否するなんて…
と私は少し心配になって、リュウに
「また、その人が救急外来に来たらどうするの?」と聞くと、
「もちろん、治療してから、また説教だ」
としかめつらで言い切り、少し私を安心させた。
酔っ払って、タクシー代わりに救急車を呼びつけた30代の男性に、
救急外来で思い切り説教をしたのだ。
その患者は、その場はすごすご引き下がった様子だったが、
後からクレームを病院側にいれてきたらしい。
リュウは、「絶対に謝らない」と言い張って、
事務長と、山岸さんで菓子折りを 持って先方を訪ねる事にになったんだけど…
きっと、上手く収めてくるだろうと安心してにもかかわらず、
先方のあまりの高圧的な態度に、クールな山岸さんも、プッツリと理性が切れたらしく、
怒鳴って帰ってきてしまったらしい。
やれやれ。
山岸さんも、落ち着いた見かけより
随分と仕事に情熱を持っているみたいだ。
そして、とうとう院長の出番となった。
リュウと、山岸さんは院長に呼び出され、
事情を聞かれることとなった。
烈火のごとく怒るリュウと、
冷静な説明をとうとうと続ける山岸さんの間で
院長は、終いには笑い出し、
「君達2人にかかったら、どんな事でも意見が通りそうだなぁ」と、
「うちは、個人病院だから患者を選んでもいいかもしれない」
とその患者はしばらく、出入り禁止となった。
と言うことを後から桜子さんが面白そうに教えてくれた。
患者さんを拒否するなんて…
と私は少し心配になって、リュウに
「また、その人が救急外来に来たらどうするの?」と聞くと、
「もちろん、治療してから、また説教だ」
としかめつらで言い切り、少し私を安心させた。