恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
私達医療者は手を使う仕事だ。
処置毎に手を洗うし、
ブラシを使って手を洗う事もある。
清潔第一なのだ。
マリッジリングは着ける事は禁止されていないが、
気にするひとは襟元から見えないよう、
長めのネックレスに指輪を通し、身につける人もいる。
そういう私も、リングではないが、
長めのネックレスをしている。
修一がくれた水色の箱に入っていた、鍵のチャームが付いた美しいものだ。
襟元からから見えないように身につける習慣を知って、
長いチェーンを特別に注文してくれたらしい。
彼は「僕の心のカギだよ。奈々ちゃんに持っていて欲しい。」
と恥ずかしそうに渡してくれた。
私がネックレスを身につけると、
彼は、その夜、私を抱いた。
それから一度も外していない。
外して、修一が私のそばからいなくなったのを知りたくないのだ。
だからこそ、リュウの首にかかっているリングが気になってしまう。
友人としてでも、
私と毎日のように夕飯を一緒にしていて、
その人は怒ったりしないのだろうか?
私なら怒ってしまいそうだけど…
処置毎に手を洗うし、
ブラシを使って手を洗う事もある。
清潔第一なのだ。
マリッジリングは着ける事は禁止されていないが、
気にするひとは襟元から見えないよう、
長めのネックレスに指輪を通し、身につける人もいる。
そういう私も、リングではないが、
長めのネックレスをしている。
修一がくれた水色の箱に入っていた、鍵のチャームが付いた美しいものだ。
襟元からから見えないように身につける習慣を知って、
長いチェーンを特別に注文してくれたらしい。
彼は「僕の心のカギだよ。奈々ちゃんに持っていて欲しい。」
と恥ずかしそうに渡してくれた。
私がネックレスを身につけると、
彼は、その夜、私を抱いた。
それから一度も外していない。
外して、修一が私のそばからいなくなったのを知りたくないのだ。
だからこそ、リュウの首にかかっているリングが気になってしまう。
友人としてでも、
私と毎日のように夕飯を一緒にしていて、
その人は怒ったりしないのだろうか?
私なら怒ってしまいそうだけど…