恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
雨の季節。
雨が降る火曜日。
ピンポーンとチャイムが鳴る。
今は夜中の12時前だ。
リュウなら、鍵を開けて入ってくるはず。
でも今日は…
インターホンにでると、
「こんばんは、上川さん。菅原です。
尾崎先生酔っ払ってしまって、送ってきたんだけど…」
…菅原先生?
私ったら部屋着ですけど…
一瞬固まるけど、そんなこといってられなさそうだ。
ドアを開けると、リュウが、菅原先生になんとか支えられて立っている。
「リュウ、何やってるの!?」と声をかけると、
「ナナコ、ゴメン」と私に手を伸ばすが、菅原先生に止められる。
「尾崎先生、いま、上川さんに掴まったら、3人とも倒れるよ。
上川さん、このまま連れて部屋に入るから、尾崎先生の靴、脱がせて。」と笑う。
「スミマセン、菅原先生」と 私がいうと、
「上川さんに謝られても困るよ」と、真面目な顔で言った。
なんとか、リビングに運び、ソファーベットを広げて寝かせる。
リュウは動かない。
「やれやれ」と菅原先生は息をつく。
そして、
「大きいとこういうとき困るね。」と笑った。
私はリュウのかけ布団をクローゼットから運んでいると、
「上川さん、お水くれる」と菅原先生の声。
「冷蔵庫、開けてお水取っていいですよ」
と返事をしながら、布団を持って、リュウにかける。
ピンポーンとチャイムが鳴る。
今は夜中の12時前だ。
リュウなら、鍵を開けて入ってくるはず。
でも今日は…
インターホンにでると、
「こんばんは、上川さん。菅原です。
尾崎先生酔っ払ってしまって、送ってきたんだけど…」
…菅原先生?
私ったら部屋着ですけど…
一瞬固まるけど、そんなこといってられなさそうだ。
ドアを開けると、リュウが、菅原先生になんとか支えられて立っている。
「リュウ、何やってるの!?」と声をかけると、
「ナナコ、ゴメン」と私に手を伸ばすが、菅原先生に止められる。
「尾崎先生、いま、上川さんに掴まったら、3人とも倒れるよ。
上川さん、このまま連れて部屋に入るから、尾崎先生の靴、脱がせて。」と笑う。
「スミマセン、菅原先生」と 私がいうと、
「上川さんに謝られても困るよ」と、真面目な顔で言った。
なんとか、リビングに運び、ソファーベットを広げて寝かせる。
リュウは動かない。
「やれやれ」と菅原先生は息をつく。
そして、
「大きいとこういうとき困るね。」と笑った。
私はリュウのかけ布団をクローゼットから運んでいると、
「上川さん、お水くれる」と菅原先生の声。
「冷蔵庫、開けてお水取っていいですよ」
と返事をしながら、布団を持って、リュウにかける。