あの日失った想い
「ハルー」




ひょっこりと顔を出す。ハルは部屋の男子と楽しそうに話していた。




「おー、由佳里じゃん!どうしたー?」




あいかわらずキラキラ、チャラチャラだな。




なーんて言うと、怒られるので口に出さなかった。




「今時間もらってもいい?少し話したいことあるんだけど……」




彼の顔をチラッと見た。断られないかな。





「あぁ、いいぜ」



あっさりと了解してくれた。よかった。



さぁ、わたしの腕の見せどころだよっ!

< 109 / 282 >

この作品をシェア

pagetop