あの日失った想い
「仁美、ハル。行ってくる!」

「任せて!こっちは何とかしとく」


私は急いでカバンを持って、学校を飛び出した。


彼の入院先は隣町の駅の近くの病院だ。あまり距離も遠くはない。



郁麻…ごめんね。待ってて……



酷いことたくさん言った、突き放したりもした。





でも、やっぱり私…あなたのこと忘れられない。

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