あの日失った想い
ハルに連絡したが、返事は
『お大事にー今度来るわ』だけだった。


はぁーあいかわらずチャラいな。


俺はスマホを置いて、ベッドに転がった。


窓の外を見ると、まだ時刻は昼。太陽が輝き、照りつけていた。


由佳里と完璧に縁が切れてしまった。

やはりそれは自業自得で、もう話すことも許されない。



彼女に会いたい。



ふと、思った。こんなこと思っては絶対にいけないことだ。



来るはずもない彼女を待っているなんて…


自分自身に苦笑した。

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