あの日失った想い
まだ泣いている由佳里が無性にかわいくて、頭を撫でてみた。


彼女の髪の毛はさらさらですごく綺麗だった。



…今考えたら、反射的にしたこの行動もすごく恥ずかしいことだった。




やべぇーな。心拍数速くなってきた。




こんなに緊張したのは初めてだった。




由佳里は落ち着いたのか、目を閉じていた。

< 174 / 282 >

この作品をシェア

pagetop