あの日失った想い
第4章
それぞれの修学旅行へ
夏休みも終わり、私たちは二学期に突入した。
あーあ、夏休みもっと遊びたかったなぁ。
私の夏は塾生活で終わった。なんせ、勉強がやばかったのだ。
心配性のお母さんは私を塾に行かしてくれた。
だが、そのせいで、ほとんど友達と遊ぶ時間がなかった。
強いて言うなら、仁美と2回遊んだぐらいだ。
でも私は、塾に行ってる間もそうだったが
ほとんどの毎日、あの郁麻を看病しに行った出来事が頭からはなれなかった。