あの日失った想い
「さてと、今日は修学旅行の班を決めようと思う!」





「「「はぁ!?!?」」」





唐突すぎる私たちの担任に、みんなは驚いていた。




「まてまて、まずはアンケートを取ってもらう。誰となりたいか書いてくれ」





と、先生は言う。そして、アンケートが配られた。




はぁー誰にしよ。仁美かなー





『郁麻とも仲深めたいでしょ』




仁美の言葉が頭に残る。なんか、私変かも。




私は無意識にペンを走らせていた。



なりたい相手…青木 郁麻 と。

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