あの日失った想い
アンケートを書いて、休憩時間に入った。



ふー、ゆっくり出来る。




…と思っていた私が馬鹿だった。



すぐさま仁美とハルが私めがけて走ってきた。




「「由佳里、誰書いた!?」」




しかも上手くハモらせて。なんだこの人たちは。




「えー別に…仁美たちは誰書いたの?」







「え?秘密だよ」



「俺も」





そう…………訊いた私はまた馬鹿と思った。





話になってないじゃない。

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