あの日失った想い
「あ、花咲さんだ。これで全員だね」




1番最初に目に入った女の子が口を開く。




たしか、この子は学級委員の彼女だ。




私は彼女に笑いかけて、メンバーのみんなを見る。














…………息が止まるかと思った。






もしかしたら、これは夢なのかもと思った。





感覚で例えると、全身の細胞が震え上がる感じ。



私の瞳を捉えているのは、私の憧れる容姿端麗の彼だった。

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