あの日失った想い
私が妄想してニヤニヤしていたら、仁美が真っ赤な顔をして頭を叩いてきた。




やっぱりかわいいな。



なんて思って苦笑して。




「絶対幸せになってね!応援してる!」




「もちろん!」



私もかわいくなりたいなー。
それに、恋をしたら仁美みたいに強くて綺麗になれるのかなー。



仁美のリンゴのような頬をした横顔をチラッと盗み見していた。



それと同時に私は心の中で呟いた。



『いつか運命の人に逢えますように』

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