てるてる坊主にコロサレタ
「迷っていたに決まっているでしょ? でもこの苦しみは消えなくて、ずっと一人で抱えていたの。でもね、奈穂実がわたしを救ってくれた」
「……私? 」
奈穂実は心当たりがないみたいで、怪訝な顔をしてわたしを見ている。
「奈穂実だけが“わたしの存在”に気づいてくれた。そして泣き寝入りなんてバカバカしいって、相手の心が折れるまでやらなきゃって言ったのは奈穂実だよ? 」
「そんな意味で言ったわけじゃないのぐらい分かるでしょ? 人を殺していいわけないし、こんなの間違ってるよ」
変な奈穂実。
わたしを前向きにしてくれて背中を押してくれたのに、どうして今さら否定するんだろう。
「……私? 」
奈穂実は心当たりがないみたいで、怪訝な顔をしてわたしを見ている。
「奈穂実だけが“わたしの存在”に気づいてくれた。そして泣き寝入りなんてバカバカしいって、相手の心が折れるまでやらなきゃって言ったのは奈穂実だよ? 」
「そんな意味で言ったわけじゃないのぐらい分かるでしょ? 人を殺していいわけないし、こんなの間違ってるよ」
変な奈穂実。
わたしを前向きにしてくれて背中を押してくれたのに、どうして今さら否定するんだろう。