てるてる坊主にコロサレタ
4時限目に入ったとき、急に学校の外が騒々しくなっていった。
何台ものパトカーがけたたましいサイレンを鳴らしながら、あの放置されたままの工事現場に吸い込まれるかのように集まりだした。
少ししてサイレンの音は止んだものの、赤色灯は消えることなく回りつづけていて、その物々しさに何か大事件か大事故が起こったことを知らせてくれていた。
「これじゃ授業なんて無理だな」
現国の松本先生は教科書を閉じると、生徒たちと一緒に目を細めて工事現場を眺め始めた。
「見て、パトカーが学校に入ってくるよ」
誰かの声にわたしは窓の外に目をやった。
パトランプがついた白い覆面パトカーの後ろに、普通の白黒のパトカーが2台続いていた。
何台ものパトカーがけたたましいサイレンを鳴らしながら、あの放置されたままの工事現場に吸い込まれるかのように集まりだした。
少ししてサイレンの音は止んだものの、赤色灯は消えることなく回りつづけていて、その物々しさに何か大事件か大事故が起こったことを知らせてくれていた。
「これじゃ授業なんて無理だな」
現国の松本先生は教科書を閉じると、生徒たちと一緒に目を細めて工事現場を眺め始めた。
「見て、パトカーが学校に入ってくるよ」
誰かの声にわたしは窓の外に目をやった。
パトランプがついた白い覆面パトカーの後ろに、普通の白黒のパトカーが2台続いていた。