INFATUATOシンドローム
翼「お前は他のヤツらとはちげぇと思ってたのに一緒だったなんてなっ!」


実は知り合いだったのだろうか、なんて思いながら倒れているヤンキーくんたちに近寄ろうとしたが、八重樫くんが急に殴りかかってきた


璃夢「ちょっ!八重樫くん!」


そしてそれを避けた


翼「もう2度と俺の前に現れられないようにしてやる!」


そう言うと殴りかかってきたり蹴りを入れたりしてきた

私はそれを全部避けた


翼「いつまで避けてるつもりだよ!」


璃夢「僕はやっていないと八重樫くんが分かってくれるまでです!」


避けながら見えた八重樫くんの表情はすごく痛そうな顔をしていた。


翼「うるせぇ!………っうぐっ……」


バタンッ

すると八重樫くんの体がいきなり傾いた


璃夢「や、八重樫くん!」


地面に倒れる前に私は八重樫くんの体を支えた。そして怪我の確認をした

何これ!ひどい怪我だよ!?早く手当しないと!


ガチャ

すると屋上の扉が開いて何人かヤンキーが入っていた。


「あ、璃夢さ〜ん。璃夢さんに言われた通りにしときましたよ」


璃夢「………誰?」


「誰って酷くないですか?璃夢さんが八重樫を弱らせろって言ったのに」


翼「ほ、ら…なっ…」


璃夢「八重樫くん!動いちゃダメです!」


ヤンキーたちの言葉を聞いた八重樫くんは、私に支えられているのが嫌なのか私から離れようとする。

怪我が酷いんだから今は私にもたれかかっててよ!


「クッ、ハハハッマジで信じてやがるよ八重樫のヤロー!」


翼「…はっ?」


「まぁ小芝居はここら辺にして」


「魁と八重樫がタイマン張るって聞いたからちぃとばかし利用させてもらったんだよ」
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