INFATUATOシンドローム
璃夢「そんな大金ウチには無いですよ!」
とりあえずお金20万円なんてあるわけない!あったらまず制服はしっかり買えている!
ヤンキー「あ゙ぁ?じゃあどう落とし前付けるつもりだよ」
璃夢「そんな事言っても…お金なんてないし」
ヤンキー「金が払えないなら俺のパシリになれよ」
パ、パシリ?
《☆パシリとは 使いっ走りの略称☆》
でもパシリってことはお金も私が?そんなの結局変わらないじゃん!?
璃夢「大体ぶつかったぐらいで折れる骨してる方が悪いんじゃないですか!」
ヤンキー「ッ、あ゙ぁ?!」
璃夢「それに怒りやすいみたいだし?カルシウム足りてないんじゃないですか!?小魚アーモンド食べなさい、小魚アーモンド!」
ヤンキー「テ、テメェ!」
璃夢「小魚嫌いなら牛乳飲みなさい!身長も伸びますよ!」
お金のない人にお金を要求してくるのを不満に思った私は思わず思っていることを全てぶちまけてしまった。
あ、さすがに言いすぎたかな。身長のことは気にしてたかも。
ヤンキー「黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって!!」
案の定怒ってしまったようで、そう言って拳を振り上げた。
『この程度の速度なら避けられる…!』そう思って構えようとすると
パシッ
誰かがその拳を止めた
?「おいおいうるせぇな?」
見てみると目の前には赤髪の男の子がいました
後ろ姿だけなので表情は分からないが、私に喧嘩を吹っ掛けてきたヤンキーくんの表情が強ばっているので相当怖い顔をしているのではないだろうか。