INFATUATOシンドローム
大翔「よし、じゃあ八重樫部屋に運んだら帰るぞ璃夢。そろそろ帰らねぇとだろ?」


そう言われて初めて時間を気にした。部屋の壁にかかっているオシャレな時計を見てみるともう5時前になっていた。

そんなに時間が経っているとは思っていなかったため驚いた。


璃夢「まだ外明るいのにもうこんな時間なんだ」


今日は買い物に行ってから帰ろうと思ってたけど、今から行ったんじゃ家に着く頃にはお母さんも帰ってきちゃってるね。

あるものでどうにか出来るかなぁ。……冷蔵庫になにあったっけなぁ…?


大翔「俺が車で送ってくよ。」


璃夢「え、いいんですか!」


すごいありがたい!………ありがたいついでにお買い物して行ってもいいかな…?それは流石に図々しい?


大翔「あぁ。大和は八重樫の看病しろな」


大和「えぇ〜俺がやるの?」


大翔「お前しかいねぇだろ」


大和「じゃあ俺が璃夢ちゃんを送ってくから大翔が看病してよ」


大翔「この部屋の勝手が分からねぇから無理だ」


大和「でも何したらいいか分かんねぇし」


大翔「………璃夢、何したらいいんだ?」


二人の話を黙って聞いていて何となく聞かれるかな〜と思っていたら本当に聞かれたのでなんだか面白くて笑ってしまった。


璃夢「えっと、とりあえずは絶対安静なのでお風呂は入らないようにしてもらうのと、しないと思うんですけど運動とかもしないでください。

もし熱が出たら熱を冷ますようにしてください。首や脇を冷やすといいのでそこを冷やすようにしてください。

水分も小まめにとるようにしてほしいです」


大和「お、おう?何で発熱?」


璃夢「えっと、確か…怪我した部分を治そうとしてたくさんの細胞が働くんですけど、その司令出している部分がオーバーヒート?みたいな事になって発熱するそうです」

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