INFATUATOシンドローム
〜昼休み〜
璃夢「う〜ん!!はぁっ」
勢いよく伸びをしてすっと力を抜いた。そしてぐでーっと机に体を預けた。
璃夢「英語ってやっぱり意味不明だよ〜!」
中学一年生の時ってさ、まずABC?のアルファベット?順番を覚えろって言われたけどさ…。覚えられるわけなくない?しかも今も覚えてるわけなくない?
そりゃあ歌とかも歌わされたけど……。もう記憶にないよね。
ぐぅ─────っ
はぁ、勉強という無駄な労力を使ったからすごいお腹が空いた〜弁当食べに理事長室行こーっと!
そして私は弁当を出そうとカバンの中に手を入れた
ガサゴソッ
ん?
ゴソゴソゴソッ
あれ?
ガサガザゴソッ
な、なんだって!?
璃夢「弁当がない……?」
そんな、ちゃんと朝お母さんの分も自分の分も作ったのに……。入れ忘れた…?もしくは、“また前みたいに”……。
ピンポンパンポーン
大和『えー、魁璃夢さーん。お届けものが届いておりマース。至急理事長室におこしくださーい。お待ちしてまーす!』
プツッ
お届け物?なにか頼んだりしたっけ?逆に頼まれたよね?お昼作ってって。
あれ本気なのかな?まぁ、行かないとね。なんなら私にご飯恵んでくれるかもしれないし。
そう思って理事長室向かった