INFATUATOシンドローム
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キーンコーンカーンコーン


みんなて談笑しながらご飯を食べているとチャイムが鳴り響いた。

ありゃ、あっという間に昼休み終わっちゃった。ひとりじゃないお昼ってこんなに早いんだぁ。


荘司「あ、仕事すっぽかしたまんまだ」


えっ!?仕事中だったの!?

あまりにもゆったりとくつろいでいるからお休みなのかと思っていた。


大和「まぁいいじゃん?ホントに忙しいのは夜なんだし〜」


荘司「それもそうだな」


あれ?そういえば、荘司さんってなんの仕事してたっけ?かなり収入がいいって聞いたけど……う〜ん、なんだったかな?


大和「あ、璃夢ちゃんの次の授業って大翔じゃなかった?」


えっ、そうだっけ?ヤバいかも…なんでいつもお昼休みの後は大翔さんの授業なんだろう


璃夢「じゃあ猛ダッシュで教室に戻りますね」


私は急いで乾かしていたお弁当箱を袋に詰め直した。

食器は洗ったし、机の上も吹いたし、うん!大丈夫そうだね!


荘司「別に大翔の授業なんてサボっちまえよ」


璃夢「そんなの自殺行為ですよ」


いつもはサボってるヤンキー君だって大翔さんの授業だけは出てるもん。

それに酷いんだよ!?私が分かるわけないのに私ばっかり当てるの。ココには頭いい人だっているんだよ?

いくら私がバカで勉強が出来ないからって1人の生徒を当てまくるなんてイジメですか!

そんな感じで数学はとても疲れるんですよ…はぁ…。


ガチャ

璃夢「じゃあ荘司さん、お仕事頑張ってね!あっ、ハンバーグはまた今度」


荘司「おぉー!頑張ってこいよー」


翼「あ、俺も戻る」


璃夢「じゃあ一緒に行きませんか?」


どうせ同じ階だし。同じ方向に向かっていくのに別々に行くのも可笑しいし。


翼「あぁ、話したいこともあるし」


話したいこと?誰に?………もしかして私に?うーん、なんだろう?

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