INFATUATOシンドローム
翼「マジかよ。じゃあ俺がお前の友達“ 第1号 ”だな!これからよろしくな!」


璃夢「うぅ…はいっ!」


その言葉についにこらえきれず涙を流してしまった。


翼「はぁ!?な、なんで泣いてんだよ!?」


璃夢「う、嬉し泣きですぅ〜」


翼「嬉し泣きとか…さっきのカッコイイお前はどこに行ったんだよ。泣いてたら女にしか見えねぇぞ」


璃夢「でも、嬉しすぎて〜」


翼「な、泣くなって!!こういう時はどうしたらいいんだ!?」


八重樫くんって優しいよ。私の心配してくれるなんて


璃夢「八重樫くん、ありがとう!」


翼「なんで、ありがとう?つーか『八重樫くん』って呼ぶのやめようぜ?」


璃夢「えっ?」


翼「普通に名前で呼べよ。友達になったんだからよ!」


名前で?友達になった特権というやつですか!?


璃夢「ほんとに呼んでいいんですか?馴れ馴れしくないですか?」


翼「イヤイヤ。ダチに馴れ馴れしいもクソもあるかよ」


そ、そうなのかな?


璃夢「じゃ、じゃあ…つ、翼?」


翼「…っ////////」


ま、また顔が赤い!?


翼「や、ヤベぇだろ…」


璃夢「だ、大丈夫ですか?翼」


翼「あ、あぁ。つか、敬語もいらないから」


け、敬語もなくていいの!?友達効果すごいね!じゃあ頑張って敬語なしで話せるようになろう!


翼「つーか、授業始まってるよな」


璃夢「えっ!嘘っ!?」


チャイムは!?


翼「まぁ授業なんてサボろうぜ?」
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