INFATUATOシンドローム
翼「学校のトップにタイマン申し込むには、2年と3年を制覇しないといけないんだ」


2年生と3年生を……なに?せーは?英語?


璃夢「?」


翼「はぁ………璃夢って意外とバカだよな」


璃夢「ばっ、バカじゃないもん!!」


翼「簡単に言うと2年と3年のスリートップをタイマンで倒すってこと。2年は胡桃だけでいいんだけど3年は少なくともナンバー3は倒さないといけない」


胡桃先輩ってあの美少年で私のことをハムスターちゃんって呼んでくる人…3年生のナンバー3ってことは、月城先輩とやらないといけないってこと?


璃夢「で、でも僕なんかが先輩に勝てるわけないよ…」


私は女の子だし、同級生ならまだしも年上の男の人になんて…。しかも月城先輩にいたっては色々と助けて貰ったし…。


翼「お、おちこむなって!特訓したらいいじゃん!それこそ理事長にスパーリングしてもらえばいいんだし」


落ち込む私を慰めようと翼はそう声をかけてくれる。


璃夢「いいのかな?理事長と特訓なんて…反則じゃないの?」


翼「イヤ、反則ってなんだよ。トップになるのに反則があるなら日比谷は今頃トップなんかになってねぇよ」


それもそうか!強くなるために特訓するんだもんね!別にいいよね!
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