INFATUATOシンドローム
翼「それに、俺でよければスパーリングつきあうしよ!」


璃夢「ホントに!?」


翼とスパーリングやってみたい!結局ちゃんとタイマンも張れなかったし。


璃夢「じゃあ今度、つきあってね!」


翼「おぅ!約束な!」


や、約束だって!友達みたい!
《“みたい” じゃなくて友達なのだ》


璃夢「じゃあ特訓したらまずは胡桃先輩とタイマン張ったらいいんだね!」


翼「イヤ、最初は胡桃じゃねぇ」


璃夢「えっ?なんで!?」


さっき、2年と3年を制覇したらいいって…


翼「あ、悪ぃ。俺の伝え方が悪かったな。
2年、3年 制覇の前にやらないといけないことが2つある」


ふ、ふたつも!?


翼「1年のトップスリーに入ってるのは俺と璃夢、そして百合(ゆり)組の日向雪ってのは覚えてるよな?」


璃夢「うん、ちゃんと覚えてるよ!」


翼「まずは1年制覇しないといけないんだ」


1年制覇?……ってことは……


璃夢「日向くんとタイマンしないと2年生の胡桃先輩とタイマンは張れないってこと?」


翼「そういうことだ!なんだ、ちゃんと頭が回るじゃねぇか!」


璃夢「ちょっと!?なんか僕への当たりが強いと思うんだけど!」

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