INFATUATOシンドローム
璃夢「でも、こんな時間だと大家さんが心配してるんじゃない?」


さっき聞いた話だと大家さんは心配性っぽい。そう思って翼にそう聞いた。


翼「ゲ、もう7時じゃん!ヤッベー…また女かって言われるわ…」


荘司「あ゙ぁ?なに?“ また ”って言うほど女と遊んでんのか?」


荘司さんの纏う雰囲気がいきなり黒くなった

いきなりどうしたの!?お腹すいて不機嫌!?そういえばハンバーグ食べたいって言ってたもんね!


璃夢「な、なんかそこの大家さん、翼のことすごく気にいってるみたいで遊んで遅くなった時は聞かれるらしいよ」


翼「そうそう。キャラが濃いんだよ、マジで。あ、お前会わせたらヤバいかもな」


えっ?なんで?なんでヤバいの?……待って?もしかして今までの話を聞くと…もし、私が行って女ってバレたら…

『もう翼に近づくんじゃないわよ!!』とか言われるのかな?い、嫌だ!!


璃夢「つ、翼!早く帰ろ?今すぐ帰ろ?家の前まで出ることは出来ないけど一緒に帰ろう?ねっ?ねっ!」


翼「お、おう。何でそんな怯えてんの?」


璃夢「そそそ、そんなことないよ!?しょ、荘司さん!行きましょう!」


荘司「あ、おぉ」


私がいきなり怯え始めたのを見て戸惑った様子の二人。押し切られるまま翼は車に乗り、そして荘司さんも大人しく翼を送ってくれた。

そして私は助手席ではなく後部座席に座り、翼が降りたあとも丸まっていましたとさ

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