INFATUATOシンドローム
第4章
ツンデレニャンコ
初めてゲーセンに行ったあの日から1週間後…私たちはいま、屋上にて昼ごはんを食べていた。
翼「はぁ……全く情報がねえよ」
そしてご飯を食べながら情報交換をしていたのだった。
璃夢「ホントだよ…わざわざケンカ買ってまで聞いたのが僕たちの知ってる情報か、どーでもいいことばっかりだったよね」
どーでもいいことっていうのは
『日向は可愛いっ!見た目だけは!』
『本人には言えねぇけど女装してもらいてぇ!口が裂けても言えねぇけどな!』
『日向も可愛いけど魁も可愛いっ!お前は危険度低いしな!俺はお前推しだ!』
………とりあえずみんな日向くんを怖がっているということだけ分かった。
璃夢「もう、本人に当たって砕けた方がいいのかな?」
翼「イヤ、砕けるなよ」
璃夢「言葉の綾だよ〜」
翼「まぁ、情報が出てこないんじゃもう行くしかねぇよな」
やっぱり翼も思うよね。でも、ケンカ買ってくれないんだよね?どうするのがいいかな?説得とかしてみる?……私の説得で大丈夫かな?
ガチャ
?「…いた…。オイお前ら」
屋上の扉が開いた音がしたと思えば、入ってきたと思われる人に声をかけられた。
翼「あ?誰だ……って!日向雪!」
誰だろうと思っていると翼がその人の名前を呼んだ。
あぁ!子の人が雪くん!この前は寝ているところしか見たこと無かったから分からなかった。
雪「最近、俺の情報集めてるみたいだな?」