INFATUATOシンドローム



ー次の日ー

璃夢「日向くん!!僕とタイマン張りませんか!」


雪「はぁぁああああ………。暇なのか?お前は暇なのか?!」


お、ちょっと苛立ちが分かりやすくなった日向くんだ!押せば行ける!


璃夢「暇なわけないじゃないですか!次の時間は大翔さんなんですよ?遅れたら怒られるだけじゃすみませんよ!」


雪「例えばどうなるんだよ」


璃夢「なんと……………………授業中当てられまくります!」


雪「………………。」


嫌でしょ?嫌でしょ?という気持ちで日向くんを見てみるが、何故か固まって動かない。


璃夢「どうしたんですか?」


あれ?もしかしてそれほど嫌じゃない?


雪「それは確かにイヤだな…」


おかしいな、世界共通だと思ってた…、なんて思っていると小さな声でつぶやく声が聞こえた。

わぁ!共感してもらえた!


璃夢「そうですよね!僕だって暇じゃないんですよ!」


キーンコーンカーンコーン


璃夢「うわぁっ!!嘘でしょ!?もうお昼休み終わっちゃった!じゃあ日向くんまたね!」


ガラガラッ

そう言って日向くんの教室から走って自分の教室に戻った


雪「ったく……『またね!』ってなんだよ。
もう来んなって言ってんのに………。……勉強苦手か…………………ふっ…」


璃夢のことを思い出して雪が笑っていたなんて璃夢は知らない

だがそれを見ていたクラスメイトは


クラスメイト「「「(日向が笑ったァァ!?)」」」

驚いていた。


そして、璃夢が授業に遅れて大翔に怒られたのは言うまでもない

< 179 / 540 >

この作品をシェア

pagetop