INFATUATOシンドローム
ー次の日ー
璃夢「日向くん!!僕とタイマン張りませんか!」
雪「はぁぁああああ………。暇なのか?お前は暇なのか?!」
お、ちょっと苛立ちが分かりやすくなった日向くんだ!押せば行ける!
璃夢「暇なわけないじゃないですか!次の時間は大翔さんなんですよ?遅れたら怒られるだけじゃすみませんよ!」
雪「例えばどうなるんだよ」
璃夢「なんと……………………授業中当てられまくります!」
雪「………………。」
嫌でしょ?嫌でしょ?という気持ちで日向くんを見てみるが、何故か固まって動かない。
璃夢「どうしたんですか?」
あれ?もしかしてそれほど嫌じゃない?
雪「それは確かにイヤだな…」
おかしいな、世界共通だと思ってた…、なんて思っていると小さな声でつぶやく声が聞こえた。
わぁ!共感してもらえた!
璃夢「そうですよね!僕だって暇じゃないんですよ!」
キーンコーンカーンコーン
璃夢「うわぁっ!!嘘でしょ!?もうお昼休み終わっちゃった!じゃあ日向くんまたね!」
ガラガラッ
そう言って日向くんの教室から走って自分の教室に戻った
雪「ったく……『またね!』ってなんだよ。
もう来んなって言ってんのに………。……勉強苦手か…………………ふっ…」
璃夢のことを思い出して雪が笑っていたなんて璃夢は知らない
だがそれを見ていたクラスメイトは
クラスメイト「「「(日向が笑ったァァ!?)」」」
驚いていた。
そして、璃夢が授業に遅れて大翔に怒られたのは言うまでもない