INFATUATOシンドローム



ー次の日ー

ガラガラッ

璃夢「ひーなーたーくーん!」


あれ?いない?おかしいな?昼休みはいつもここに居たのに…

どこに行ったんだろう?
《ストーカーじみてて怖い》

そう思いながら廊下に出て何気なく中庭を見てみた


璃夢「あっ!」


そして何かを見つけた璃夢は走って中庭に向かった








雪「……図書館で寝ててよかった。魁がまた勝負を申し込みに行ったとか聞こえたし」


教室にいなかったのはそのせいだそうです。


雪「これで今日は安心……ん?」


雪はふと、窓の外を見てみた


雪「アレは…魁?木に登って何してんだ?」













─────・・・その頃の璃夢


璃夢「ほーら怖くないからこっちおいで?」


「にゃーにゃー」


どうやら木に登って降りられなくなった子猫を助けようとしているようです。


璃夢「あぁっそんな端っこに行かないで〜っ」


近づくと距離をとるように木の枝の端に向かってしまう猫ちゃん。

そんな端に行ったら落ちちゃうよ!もぉ、どうして高いところから降りれないのに登っちゃうかな!


璃夢「大丈夫だよ?おいで?」


大きな声を出しすぎるとビックリしちゃうと思って、囁くように優しく声をかける。


「にゃ……」


すると、少しずつコッチに歩いてきてくれた
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