INFATUATOシンドローム
璃夢「うんっもうちょっとだよ!頑張って」


ここで私が動くと木も揺れるし、猫ちゃんもびっくりしてしまう、だから『頑張れ〜!』という気持ちで見守っていると


ズルッ

子猫は足を滑らせた


璃夢「あっ!猫ちゃん!」


とっさに手を伸ばし、何とか猫ちゃんを抱きとめた

うわぁあああああ!!死ぬ!死ぬ!死ぬ!!!

とりあえず背中を下にして、強く猫ちゃんを抱きしめた


ドサッ
璃夢「痛っ……くない?」


それに落ちた時何かに包まれたような感覚があった気がする…?


「チッ…ったく…なに馬鹿なことしてんだ」


私の下から誰かの声が聞こえ、まさか落ちる私を誰かが支えてくれた!?

神様のような、命の恩人のような人にお礼をしなければと思いその人の方を見た。


璃夢「ひっ、日向くん!?」


私が乗っかかってしまった人は日向くんだった。


璃夢「え、た、助けてくれたんですか?」


私はとりあえす日向くんの上から降りて、目線を合わせた。

だってさっきまで木の下には誰もいなかったはすなのに…、私が落ちそうなの見て助けに来てくれた…とか?


雪「……別にそんなんじゃない。木に登ってるバカの顔でも見ようと思っただけだ」


でも、こうして下敷きになってくれたわけだから…


璃夢「ありがとう日向くん」


雪「はぁ?俺がいたらたまたまお前が落ちてきただけなんだが?何お礼とか言ってんの?自意識過剰もいいところだ」


こ、これはもしかして…


璃夢「ツンデレ…(ボソッ」


雪「あ゙ぁ?なんか言ったか?」


璃夢「な、なんでもない!」


だ、だってさっきまで日向くんはここにいなかったもん!絶対私が落ちそうになったから助けてくれたんだよ!そうとしか考えられない!

そっか、日向くんは世にいうツンデレさんなんだ!あとで翼にも報告だ!
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