INFATUATOシンドローム


耀「その名は八重樫 翼 (やえがし つばさ)!」


ヤエガシ?すごく珍しい苗字だね?どんな人なのかな?やっぱり怖い顔してるのかな…。


璃夢「あの、八重樫翼くんってどんな人か知ってますか?」


何でも知ってそうな優しいヤンキーさんにそう聞いてみた。


?「お前も知ってる人だな」


えぇ!?友達のいない私がわかる人!?そんな人いるかな?いったい誰なんだろう…


?「えっ?マジでわかんねぇの?」


璃夢「残念ながら知りません」


?「お前って意外とバカなんだ」


名前も知らない人にバカにされた!?ん?名前も知らない?……もしかして…


?「俺が八重樫翼だよ」


璃夢「えぇええええええ!!!?!?」


この優しいヤンキーさんが中学で入学1年目でトップになった人!?嘘でしょ!?


璃夢「じゃ、じゃあとっても強いんですよね…」


翼「さぁ?気になるなら今からタイマン張る?」


えぇ!?優しくしてもらった人とタイマンとか無理!しかも、やらなくても分かるから!


璃夢「遠慮しておきます!」


翼「そうか?まぁお前喧嘩苦手そうだもんな」


苦手なのバレてる!だって喧嘩って格闘技と違って意味が無いじゃん!?まぁ場面的に何か理由があれば別だけど…

てか、八重樫くんとは戦えないよ!ほかの2人を倒してナンバー3に入ろう!


耀「そして2人目!

蓬莱(ほうらい)中学出身!
他校の人でも知らない人はほぼいない!
ヤンキーなら誰でも知ってる極道の御曹司」


ご、極道って…や、ヤクザさんってこと!?す、すごい…そんな人まで入学してくるんだ…


耀「その名も〜日向 雪(ひなた ゆき)!」


日向雪?女の子みたいな名前!可愛い!

私は辺りを見渡してみた

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