INFATUATOシンドローム
雪『お前はバカだな。アイツに助けられてちゃんと家に帰ったと思ったらカラスにいじめられたんだって?
周りをもっと警戒したらどうなんだ?そんなんだから木から降りることすら出来ねぇんだろ。
うわっ!引っ掻くな!っ、それが助けてやった奴にすることか?
よし、いい子だ。
アイツはお前を体張って助けたんだから、アイツに変な心配かけんなよ。
わかった?わかったら返事ぐらいしたらどうだ?アイツには返事してただろうが』
漣「猫に返事しろって言ってるんですよ?今までならそんなこと絶対しませんでした」
そうだよね。私が猫ちゃんに説教した時だってバカに……そうだよ!私をバカにしておいて自分も猫ちゃんに説教してるじゃん!日向くん!
漣「ココ最近、若が少し丸くなったように思えるんです」
璃夢「あの、ツンツン具合で?」
ちょっと突っ込むか迷ったけど、あのツンツンで丸くなったと言われても信じられない。
漣「昔はアレより酷かったですから。話しかけたもんなら睨まれ、喧嘩ふっかけたなら病院送り。猫がいじめられて助けるような人じゃありませんでした」
璃夢「それ、極道の人として大丈夫なんですか?」
漣「えっ?」