INFATUATOシンドローム


それって私?!


翼「はぁ!?魁璃夢、この学校に入ったのかよ!」


璃夢「えっ?」


私の名前が横にいる八重樫くんの口から出るとも思ってなくてさらに驚いてしまう。


翼「お前、魁璃夢知ってる?
俺、格闘技好きだから去年の全国大会見に行ってきたんだけど、アイツの戦い方スゲェー綺麗なんだけどオーラが怖くてさ。言われてみれば戦ってる瞬間はヤンキーっぽかったか…」


えぇ!?怖かった!?この私が!?しかも大会見に来てたの!?でも、私が本人だってことには気づいてないみたい?


璃夢「そ、その人ってどんな人なの?」


あっ、もしかして同名?そっか!同名者だ!


翼「近くで見たことねぇから顔はよく分かんねぇけど……髪が長かったような…
あっ!そうそう、お前よりちょっと短いぐらいだな。最初、女子かと思ってたんだけど、男子リーグだったから男なんだって知ってビックリしたのなんのって」


髪が長いって?そんな男の子たくさんいるわけないのに……意外とバレない……?

というか、注目されてる3人目って私!?

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